日本では家庭や職場にインターネットがあるので、さほどインターネットカフェというのは流行っていないですが、中国ではインターネットカフェ大流行。
ご存じの通り中国は社会主義国。国がメディアに対して言論統制を強いているわけです。資本主義的映画はダメ、音楽もダメ、ラジオもダメ、テレビもダメ、本もダメ。なにもかも押さえ込まれている中、唯一海外を知る手段はインターネット。情報は海を越え、言論統制をすりぬけ、ユーザーに運ばれてくるのです。ネットが流行する下地は出来上がっています。
中国ネットカフェはそうした事情から、店の多くは扉にかぎをかけ、窓に柵を取り付けています。当局の目を逃れるために。火災が起こったときには脱出ルートは始めから断たれているので、逃げようにも逃げられず、今回の惨事が起こったのです。
情報を渇望する若者達が見ようとしていた情報、中国では有害情報とされていますが、おそらく資本主義国の情報だったと思うんですよ。経済を求め、自由を求め、ネットに価値を見いだす若者。憤りを覚えるわけです。有害情報とはいったい何なのか?
ところでここ日本。有害情報とは?の問いに、多くの人はH情報と答えるでしょう。中国とは大違いなのですよ。
夜な夜なH画像ばっかり見ていてはいけません。
■ 朝日新聞・速報
北京でネットカフェ燃え大学生ら24人死亡。雑居ビル火災は、高層ビル火災と同じぐらい怖い。
※リンク切れ。
■ 共同ニュース
01年歌舞伎町火災。場所が悪い、死んでも死にきれない。末代まで笑われそうだぞ。 |