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メノモソはmusica-dueの一部です
02.07.01(Mon) カローラ
 スーパーの中でリフティングをする男。股、膝、つま先、胸、頭。ありとあらゆる部分を使い存分にテクニックを見せつける。スライディングでボールを奪いに来る少女、だがこれを平然とかわす。華麗に、さわやかに。

 これが世界のレベルなんだ、と思わせるカローラCMでの小野伸二の動き。CMで伝えたかったのは、小野の精悍で機敏な動きをイメージさせるカローラなのですね。

 そんなCM制作会社の意図に反して僕が思ったこと、それはスーパーでリフティングをする非常識な男と、そんな男の乗るカローラという車。無法者が乗ったカローラによって交通法規は乱れ、信号無視、速度違反、駐車違反などもろもろの犯罪行為が横行。しかし華麗に、さわやかに、平然と取り締まりを逃れてしまう。まるで小野のプレーのように。
 こういう風に見られるかもしれないとの意見は、制作会社にはなかったのでしょうか。

 スーパーでリフティングをしたら他の人の迷惑です。やめるように。周りの人もちゃんと注意しましょう。

トヨタ

 カローラは出すたびに、乗っている人の平均年齢が1才上がるという。マーク2やクラウンに乗るのがステータスだと思わない人が多い証拠。快適なら何だっていいのだ。

02.07.02(Tue) 恒星
 無限と思われるほどの星の数々。月、太陽、木星などの恒星、あるいは一等星や二等星はよく見えます。が、その他の星々を見るのは難しい。いつその星が出来たか、どこにあるのか、何光年離れているかなど、空を見上げない人には意味のない事かもしれません。
 しかし星の誕生を発見した民間人−百武さんなど−は、初めて正体を捉えたとき狂喜したことでしょう。

 本日リンクのページを更新しました。追加されたリンクは間違えなく恒星クラス。天体望遠鏡を片手に、そうではなくて、マウスを片手に狂喜乱舞して、あるいは小躍りして、見に行きましょう。それだけの価値はあると思います。

 そのページは恒星クラスですが、僕のページは校正クラスですよ。あはは。お願いですから誤字脱字探さないで!

 でも見つけちゃったら、その時はその時。恥ずかしいのでこっそり教えてください。

野村茎一作曲工房

 リンクページ参照、コメント有り。カウンターがすごい勢いで回ってます。ハムスターの回転台並?

02.07.03(Wed) ラジオ
 電源をつけると音が鳴ります。リモコンで次々と局を変え、自分の好きなチャンネルに合わせ、最後に音量を。クラシックあり、ロックあり、ポップスあり、おしゃべりあり。40Wの良いスピーカーもついています。仕事、料理、読書、それに寝るときにタイマーセットして聞くのも良く、BGMには最適ですね。

 これがラジオなら文句ナシ。しかしこれは我が家のテレビの話。

 電源をつけると、流れるのは音のみ。そのまま放っておくと、10分ほどで画面が現れテレビとしての機能を存分に発揮してくれます。音は聞こえど姿は見えず。トホホなかんじなのですよ。

 欠点を逆手に取って、何か面白いものが出来ないか。例えば。

 テレビとビデオ機能、その二つを一つにしたのがテレビデオ。ではテレビとラジオ機能、その二つを一つにしたテレラジオ。こういうのはどうですか?スピーカーも始めから付いているし。リモコンだってありますよ。定価はテレビ+ラジオの値段より少しだけ安く設定しておきます。

 え、そんなものいらないですって?安いテレビ、安いラジオをそれぞれ買えば済むだろうって?そりゃそうだ。

 あーあ、はやくテレビ買おうっと。

BSデジタル放送推進協会

 社団法人。BSデジタルの普及って全然進んでないよなぁ。デジタル放送になっても、現在の民放と同じになるだけな気が。馬鹿番組見せられるのはゴメンだぞ。

02.07.04(Thu) 表現方法
 自分の思ったことを外に向かって表現する方法。いろいろありますね。言葉、表情、仕草なんていう直接的なものから、音楽、文章など間接的なものまで。

 外国人とコミュニケーションを取る。これは難しいようですが、簡単なものなら誰にでも出来ます。ボディーランゲージ。おおざっぱな事ぐらいは伝えられると思います。

 日中の気温が30度前後。7月に入って夏らしくなってきました。外に出ると汗が噴き出し、木陰やクーラーなどの涼を知らず知らずに求めてしまいますね。どうやったら我慢できない暑苦しさを表現できるか。この解答を家の犬に見出しました。

 暑さを全身で表現する犬

 腹を壁に着けるとひんやりとした感触。体側を床に着けてさらなる涼を感じます。これだけではまだ暑いらしく、体の隅々まで涼を求める工夫がされています。いつも垂れている耳は開かれ、尾を床と壁に付け、さらに肉球まで壁につけるコンビネーション。

 さらにこの暑さの表現には、暑いから近寄るな、眠いからじゃまするな、なども含まれています。暑さを表現するだけでなく、人間とのコミュニケーションを図るとは。

 お見それしました。異文化コミュニケーション。

ダイキンエアコン

 犬にはエアコンをつけることが出来ないが、人間には出来る。これが僕の精一杯の表現方法。湿度計が40%を指す夜10時、ぴちょんくん大量発生中。もうどうにでもして〜

02.07.05(Fri) パブロフの犬
 6月はサッカーに明け暮れ、ほぼ毎日サッカーを見るという生活が続いていました。普段創作活動、読書、映画鑑賞などに当てていた時間が奪われていたわけですね。
 7月に入ってからもだらだらと腑抜けている自分に気づいてしまい、この状態を打破しなくては!何かせねば!そう思い、気ばかり焦るのです。

 朝早起きしてピアノを弾こう、曲を作ろう。行動を起こすのだ。怠惰な生活にさよならだ。朝に夕に、自分を取り戻せ。そう心に誓い、眠りにつきました。


 5時に目覚ましがなります。寝起きが悪いなど言っていられません。昨晩誓ったばかりです。
 すっと起きて、顔を洗い、歯を磨き、ピアノに向かいます。楽譜を用意、パソコンを起動、五線と鉛筆もすぐに手に取れる位置に置きました。指をそっと白鍵にのせ、なめらかにスケールを弾きます。ペダルを踏み込み、部屋中に音を響かせます。完璧です。難易度の高い曲にも挑戦。速いパッセージ、多いペダル操作。

 足が追いつきません。練習あるのみ、何度も何度も。時間は十分にあります、早起きは三文の得。さらに速く弾いてみます。手足、大忙し。だんだん調子が出てきました。さらに上を目指すのだ!


 ピキッ。足の筋から、そんな悲鳴が。頑張りすぎて足つりました。


 サボりすぎはよろしくない。急に頑張って何かするのダメ。習慣づけは大切なのです。明日も同じ時間に起きることにします。
 まてよ?同じ時間で思い出しましたが、6月のサッカーもそうでした。決められた時間に試合するんだもんなー、しかも食事時に。サッカーの実況を聞くと食事が思い出され、食事が出るとサッカーを見たくなる。パブロフの犬でなく、パブロフの人という感じですよ。

 目覚ましの音がするとピアノが弾きたくなる、曲が書きたくなる、そういう都合の良い条件反射ってあったらいいですね。

パブロフの犬

 条件反射を知りたくて検索しらここに出た。写真のページ。パブロフの犬とは関係ないけれど、パブロフの犬と聞いたら暫くこのHPを思い出しそう。更新止まっているのが残念。

02.07.06(Sat) 似顔絵はだれのもの?
 上野や原宿など、人通りが多くて文化的な香りのする町。そんな所に似顔絵描きの人はいます。お金を払うと、ほんの少し美化された絵を描いてもらえます。家族連れ、カップル、会社で疲れた中年、人生の甘さ辛さを知り尽くしたような老人。老若男女問わず丁寧に描いてくれます。

 絵は写真にも劣らない表現力がある。確かに。自分の見たいもの、感じたいことだけを、絵に収めることが出来ますから。長年書き続けていると、だんだん書いている人の感性が研ぎ澄まされ、技巧的になり、他人が一見しただけで作者がわかるような絵になってくるでしょう。


 絵は良い面だけではありません。悪い側面、例えば犯罪捜査にも似顔絵は使われます。モンタージュ的な、印象だけを被害者や目撃者から聞き出して形にする、実際とは少々異なるかもしれない似顔絵。この場合は、似ても似つかない犯人像が浮かび上がるかもしれない、眉唾な絵となる可能性があります。

 法廷での裁判にはプライバシーの問題から、カメラやビデオなど放送機器の持ち込みが禁止されています。中でどんな事が行われているか知りたい、人の心理として必然なのですね。そこで登場するのが似顔絵書き。ちゃーんと、悪役は少し悪そうに、書き手の心象をほんの少し加えた絵を描くのです。でも書き手は自分が書きましたと決して言い出せない、作者不在の絵。そういうのもあるのです。
 もし被告が有罪となり、数年後釈放されたと想像してください。そのときに、事件のことを自分で確認したくて映像資料を見たとします。でも、法廷での絵は誰によって書かれたのかわからない。調べようにも調べられない。それで良いんだと思います。だって逆恨みされたら嫌ですからね。


 僕はここで思うのです。ここでもしモンタージュの似顔絵や法廷画が有り余る画力で描かれていたら。ちょっと絵をかじった人間ならば、一発で誰が描いたかわかるような絵だったら。誰が描いたか公開されてはいないけれど、有罪人はその似顔絵描きを突き止め、怒りの矛先はそこに向かうのでは?

 ちょっと現実味が薄いのでもう少しリアルに。もしこの絵が「針すなお」さんによって描かれていたら。もう誰が見ても一発です。人の特徴を性格まで捉え、誇張し、見る者の神経を刺激するあの絵だったら。

 とても怖くて仕方がありません。いつ鈍器で殴られるか、鋭利な刃物で刺されるか、はたまたピストルで撃たれるか。想像するに恐ろしい。

 あー、画力がなくて良かった!絵描きにならなくて良かった!!

写真ニュース

Yahoo!Newsより

 殺人事件の目撃者が描いた似顔絵を岡崎署捜査本部が発表。目撃者が似顔絵を描いて公表ってすごいなぁ。いろいろな意味で。犯人逮捕の鍵となるといいですね。

ナンシー関「ボン研究所」

 この人の作る似顔絵スタンプと人物鑑定眼は掛け値なしに面白かった。過去形で語らなくてはならないとは。HPを見て故人を知るのが一番の供養だと思います、大いに笑い飛ばしましょう。

02.07.07(Sun) 思い込み
 自転車に乗って買い物に。現在地は駅の東口、でも西口方面に用があるのです。駅を迂回して通るコースは今いる位置から離れているので、そのまま自転車で通り抜けます。
 地元の駅。待ち合わせ場所として最適なため、改札の前あたりには多くの人が立っています。そんな中。スラッとした容姿、日本人形のような長い黒髪、くりっとした目。一瞬視界に入った女の子、知人だと思い声をかけようとしました。

 でも待てよ、彼女が何の関係もない、僕の地元にいるのか。仮にいたとして、僕を見たら一言かけるだろう。あれは彼女か、はたまた彼女に似た赤の他人か。自転車でさっと側を通り過ぎただけでちゃんと顔を確認したのではないから、正確なところはわからないわけです。自転車をUターンさせてちゃんと顔を見るべきか。でも、違っていたら恥ずかしいだけなのだ。

 そうこう考えている内に、目的の店に着きました。見るものを見て、買うものを買って、さっさと店を出て、家に帰るのです。

 自転車を走らせていると、駅前で見かけた知人らしき人が気になって仕方がないのです。ちゃんと確認しようと思いすぐに駅に向かいましたが、彼女の姿は見えず。あきらめて家に帰ります。
 家に帰ってからも知人らしき人が忘れられず、あれは誰だったのか悶々とした時を過ごします。メールやら電話をしようかとも思ったんですが、こんなつまらないことで連絡するのっておかしいじゃないですか。

 ちょっと電話やメールをシミュレーションしてみると。

 町で似た人を見ました。でも確かめられなかったので、一日中悶々としていました。似ているけれど違う人だったら、まるでナンパみたいな声のかけ方になるだろうから、それを想像すると恥ずかしかった。思い切って電話してよかったよ。

 などと電話やメールするのどうですか。電話して違いますと言われたらそれまでです。前に彼女に会ったのはいつだったかと思い出してみると、ちょうど去年の今頃。そして今日は七夕。
 さらに深いところに気づくのです。声をかけなかったから昼間の出来事はナンパではないけれど、上に書いたようなメールを七夕の日に出したら、それこそ正真正銘のナンパみたいだ。


 想像に囚われています。思いこみが強すぎて身動きがとれず、寝る間際になっても未だ確かめられず、悶々としています。

 これでは気になって夜も眠れそうもない。と、今一瞬思ったんだけれど、それこそ思いこみ。馬鹿だなぁ。

危険な思いこみ

TBSスパスパ人間学!より

 僕の今日の行動は完全な思いこみだと思うけど、抜け出せないから仕方がない。それが思いこみなのだ。

02.07.08(Mon) 順番
 列あるところに順番あり。バス、銀行、ラーメン、映画など多くの列を町で見かけますね。銀行などは係員がいて順番が遵守されていますから、ストレスを感じることはあまりないのです。順番が守られているときは、自分の番が来るのを待つだけ。たまには割り込みをしてくる不埒な輩もいますが、厳しい非難の目にさらされるのでヨシとしましょう。

 上記の順番とは異なりますが、物事をするときの順番というのもあります。料理をするときの順番、掃除の順番、日常生活を送る上で順番や順序立ては欠かせません。

 文章と曲。順番が必要だというところが似ています。序論、本論、結論などに見られるパラグラフの書き方。ソナタや変奏曲などの形式。構成や形式が重要になってくるのです。逆にそれさえ守っていれば、のちのち見聞きしたときのわかりやすさにつながってくると思うのです。


 ところで。パラパラと週刊ジャンプやマガジンをある外食チェーン店で見ているのですが、どうもよくわからない事があるのです。週刊マンガなどこういうときではないと見る機会がないですから、むさぼるように見ていると、普段気にもとめないような事を発見してしまいます。
 ジャンプの号違いを何冊か見てみると、毎回順番が変わっているのですよ。Aというマンガが巻頭にあると思ったら、次の号では真ん中に。巻末にあったBというマンガが、次号では巻頭に。ごく当たり前の事として考えずに読んできましたが、順不同というのはちょっと気になりますね。人気順なのでしょうか、それとも期待度なのでしょうか。読者にはわからない、編集で決まったであろう何か。一度編集の方に聞いて見たいものです。

 ちょっと気になる、いやいや、気になるを通り越して気が気でないこと。未だに僕の食事が運ばれて来ないのです。長い列に並び、順番を遵守し、席に着いて速やかに注文を頼んでから、すでに40分。僕と同時期に頼んだ周りの人はとっくに食事来てるってば!

 順番がデタラメだと、こうも人を悩ませるものなのですね。お腹減って起こる気力もありません。順番はきちんと守りましょう!

Japan Ray Bradbury Fan Club

 日本レイ=ブラッドベリ、ファンクラブ。火星年代記と華氏451度、一度は読んで欲しい本なのだ。

BWV

バッハセントラル

 J・S・バッハの作品番号リストがあります。BWVはThe Bach-Werke-Verzeichnisの略。作曲年代順に曲を聴くと、作曲家の思考がわかる気がする。

02.07.09(Tue) 美女
 すこし筋肉質で押したら弾力があり、それでいて水をかけたら玉になってはじきそうななめらかな肌。目鼻立ちは良く、背はすらりと高く、八頭身もしくはそれ以上かもしれない均整のとれた身体。町中ではただ立っているだけでこちらの目を釘付けにしてしまう、すれ違ったら絶対に振り返ってしまう、そんな美女。

 カシオのエクシリムというデジカメCM。そこに出ている女性は、CGなのかそれとも現実の女の人なのか、というのを友人と話しました。CMを見てみますと、女性が実に滑らかに動いてます。
 画面奥から手前へ歩いてきて、胸のあいた服からさっとデジカメを取り出し、軽くポーズをつけて写真を撮る。こちらを見透かすような目で、軽く挑発するようにこちらを見て、一回転。もう一度写真を撮り、奥へ向き直し、しなやかに体を動かし、奥へと歩く。

 いやー、画面上で見る限りモデルですよ、完璧モデル。人間臭さがまるで無いように見えます。しかしCMが格好良いことには変わりなく、そんな人間臭くないなんてどうでも良いじゃないですか。現実感なんてパリコレ等の一流モデルにはないですから、CGと人間そのどちらでも良いと思えるようになってきました。

 5年ほど前ですと、CGもそんなに発達していなかったから、現実か否かぐらいは見分け付きました。しかし技術革新はすさまじく、ファイナルファンタジーに代表されるような、全編通してのフルCG映画も出来てしまうほど。ですから、現実かどうかなんて見分けがつかなくても無理のない話。
 カシオCMのモデルが初代ヴァーチャファイター並のCGだったら、すぐにわかるんだけどなぁ。それはそれで面白いかもね。


 この美女はCGか、生身の人間か。しばらく会う人みんなに聞いてしまうかもしれません。あの女の人は美人で格好いいよね、人間なのかCGなのか、どちらだと思う?って具合に。さも興奮した様子で尋ねる光景が目に浮かびます。


 あーあ、これじゃギャルゲーにはまってみんなに伝えようとするオタクと一緒だよ。トホホ。

エクシリム

 カシオのデジカメ。僕はCGだと思うんだけれど、友人は人間だと言って譲らない。このページにCM動画があるので、確認してみるのも一興。CG、パリコレモデル、どちらも現実感がないのは一緒なのだ。

Room Nakatani

 中谷美紀公式サイト。この人現実感がないなぁ。だんだんと痩せてきて人間味がなくなり怖いぞ。すれ違ったら思わず振り向いてしまうほどの美人であることは間違いないけどね。

02.07.10(Wed) 批評
 文章を書くにあたっての心構え。自分だけにしかわからない身勝手でいい加減なものを書いてはいけない。たとえ読んでくれる人間が少なくても、僕の行動半径内の狭い範囲が全読者であったとしても、たとえ些細な身の回りの事でも、わかりやすく、出来れば面白く書こう。そう自分なりの決め事を作ったのです。
 その覚悟の表れというのが、日記最下部にある[read me!]アイコン、それです。目立たないところにこっそり張り付けているくせに覚悟はないだろう、というお叱りもあるでしょう。こっそりと目立たないように、しかし自分では精一杯主張しているつもり、というのが僕の性格を端的に表している気がします。

 メノモソ唯一の宣伝・告知である「リードミー!」。このリードミー登録サイトを批評している「ヘイ・ブルドック」というホームページがあります。かつては強烈なサイト批判を展開し、その強烈さ故にテキストサイト界で論争を巻き起こしました。その有名で影響力のあるサイトに、めでたくメノモソが認知され名前が掲載されました。

 このHPの管理者「愛・蔵太」さん。ものすごい数のサイトを見ていることがわかります。4月のリードミー登録は780本ありまして、全登録サイトを見た上でレビューを書いているわけですよね。毎月毎月レビューをこなし続けているのです。もはや趣味の領域ではなく、半ば仕事と化しているのですよ。仮に1ページあたり1分で見たとして、780分、のべ13時間に渡って人のサイトを見続ける。面白いサイトばかりではなく、ダメな類のページも多いわけです。ダメなページはちょっと見ただけで嫌悪を催し、ネットの利便性を十分に生かしてすぐ次のサイトに移るでしょう。そんな中メノモソは6月の21本に選ばれたわけで、大変名誉ある事なのですよ。

 告知と宣伝、ほとんどしていないメノモソですけれど、見ている人は見ているのです。壁に耳あり障子に目あり、決して手抜きなどしません、出来ません。たとえ日記であろうと、些細な雑文であろうと。たとえ音楽がメインのサイトだとしても!

 音楽コンテンツをしっかりと制作する覚悟です。こっそり、目立たないように、それでいて精一杯自己主張しつつ。ご指導ご鞭撻のほど、みなさま宜しくお願いいたします。

2002年6月のおすすめサイト21本

ヘイ・ブルドックより

 うぉー、おすすめとして紹介されてるよメノモソ。上から2番目にコメントが載っていて、コメントも的を射てます。もっと辛辣な批評されるかと思っていたのに、ありがたやありがたや。

批評サイト問題

 ReadMe登録前に知っておきたい「批評サイト問題」が正確なタイトル。良い風に批評されるのはうれしいけれど、悪い批評は無視したい。悪い批評をされないためには無難な話題、言葉遣い、サイトデザインにすればいいのかなぁ。そうすると今度は無難すぎてつまらないと批判されるのか?創作と批評って難しい問題だ。

02.07.11(Thu) 彼女と彼
 自由奔放に各地を駆けめぐる彼女、行く先々で人に迷惑をかける。そんな彼女の奔放さにあきれつつも、暖かく見守る彼。だがあまりの奔放さは危うさを孕み、いつも彼が後で面倒を見るはめに。
 ある日彼女は彼の目が届かない、どこか遠くに行ってしまった。彼も後から追いかけて探してはみたものの、見つけることは出来なかった。途方に暮れるが仕方がない、あきらめよう。あきらめなければいけないときもある、彼は自分に言い聞かせるのだった。その後の二人の行方は杳(よう)として知れない。

 現れたと思ったら、各地に被害を振りまき爪痕を残し、いつの間にか消えてしまう台風。昨日の台風もそんな感じでした。まぁ、台風といえば夏の風物詩みたいなものですね。


 日本は普通、台風を通し番号で呼んでいますが、アメリカでは台風に名前を付けるというのがよく知られています。キャサリン台風・アイオン台風など女性名が一般的。と思っていたんですけれど、男性名の次は女性名という具合に、アメリカでは交互に名前をつけるようです。男女平等の思想が徹底されています。

 キャサリンは激しい女でさー、もう手が付けられなくて大変だったんだよねー。で、次にやってきたグスタフはさ、軟弱男だったんだ。もう影でこそっとして、うろうろしてさ。あげくにいなくなっちまいやんの。なんていう会話がなされるのでしょうか?

 日本ではあまり知られていませんが、アジアで発生する台風それぞれに名前が付けられています。よくよく調べてみると、日本名だけではなく、フィリピンや台湾などのアジア諸国それぞれが付けた名前があるとのこと。
 日本で付けられたのは星座に関した名前で、やぎ座、かじき座、くじら座、コンパス座 、わし座などなど。あんまり有名な星座ではないところが気がかりなのですが、これは星座名が商標登録されていたり、社名になっていることをはばかって、との事でした。星座に商標、なんとも商魂逞しい話。


 くじらもキャサリンもグスタフも、みんな台風。台風一過ならぬ台風一家なのですよ。あぁわかりにくい。

お天気Q&A

森田さんのお天気ですかぁ?より

 お天気といえば森田さん。気象学というのは奥が深い。森田さんの解説はわかりやすくて良いけど、勉強不足のお天気お姉さんも捨てがたい。

02.07.12(Fri) 鬼ごっこ
 鬼さんこちら、手のなる方へ。追いかけっこやかくれんぼ、それに鬼ごっこ。だれでも子供の頃にやったことがありますね。


 1巻から読み始め、ただいま6巻。全12巻の長編小説を図書館で借りて読んでいます。何とか時間を作って、毎日少しずつだけれども、確実に、読み進めるのです。1週1冊のペースですから、6巻に来るまで1ヶ月半かかった計算になります。
 受付で6巻を返し、ぶらぶらと他の本を見ます。あぁ、こんな本もある、あんな本もある。小説は想像力が膨らみ、歴史は過去の出来事を感じ、実用書は血となり肉となる。読みたい本は山のようにあるけれど、唯一ないのは時間なのですよ。だから週に1冊。そんな理由で、僕の読書は遅いのです。

 立ち読みを済ませ、いよいよ目的の本を手にします。えーっと、7巻7巻。著者名とタイトルを探し、本の巻数をちゃんと確認。先ほど返却したのが6巻ですから、次に借りるのは7巻。この作業をしないと同じ本を手にしたり、巻違いを借りたりしてしまいますからね。それこそ勘違いなのですよ。こういう作業をした上で、やっとお目当ての本を手にすることが出来ます。

 巻数を調べたとき、8巻が貸し出されているのに気づきました。あれ?先週も先々週も、同じ感覚を味わったような?
 どうやら僕と同じ本を、1週先に読んでいる人がいるよう。律儀に毎週1冊、僕と同じペースで読み進め、僕より速く読み終えるその人は誰?ちょっと知りたいのです。


 鬼さんこちら、手のなる方へ。でもきっと捕まる事はないでしょう。ね、同じペースの誰かさん。

池波正太郎 真田太平記館

 真田太平記を読んでます。いやぁ、歴史小説は面白い。10代には全く興味持てなかった歴史小説、読みふけってます。次は剣客商売だな。

02.07.13(Sat) 転送メール
 ブルブル、ブルブル。ポケットの中で携帯電話が振動します。あわてて取り出し誰からの電話なのか確認したのですけれど、電話ではなくメールでした。パソコンのメールを携帯電話に転送しているので、外にいながら僕は全てのメールをチェック出来るんですよ。

 転送メールを受け取ったとき僕の傍らには友人がいました。彼女はつい最近コンピュータを買い、ネットに接続し始めた初心者。ネットはいろんな事が出来る、と話で知ってはいるものの、実際にどう使うか、どう便利なのかはよくわかっていないのです。

 ちょうど良い機会ですから、転送メールについて説明することに。メール転送サービスを使うと、パソコンのアドレスなどから携帯電話のアドレス宛にメールが転送されて、とっても便利なんだよ。今も転送メールが届いたから見てみる?
 そう言って携帯をとりだし、届いたばかりの、まだ確認していないメールを見せてあげました。


件名:転送メール(セクサロイドは眠らない)

本文:むしろ、ささやくような声に変わって。いい雰囲気だ。ねえ。このまま。と、僕は、ユキのスカートに手を入れて・・・。


 よりによってこんなメール?内容が内容ですけれどスパムやいたずらメールではなく、お気に入りホームページの更新を知らせるものなので、何の申し開きも出来ません。

 彼女の視線が痛く、心にグサグサと突き刺さります。場が凍り、彼女の笑顔も凍り付きます。メールは人に見せるものではありません。身も心もブルブル震えました。

セクサロイドは眠らない

 官能小説と小説の境界線はどこ?謎を紐解くために、ぜひ過去ログから読み進めていって欲しい。あぁ、そうだ。今日の出来事を強いて言えば。親と一緒にテレビを見た子供時代、H場面が出たときの反応に似てたなぁ。

02.07.14(Sun) 花火
 みなさん花火はお好きですか?。打ち上げ花火から小さい線香花火まで、花火と名の付く物ならばどんなものでも、僕は大好きです。
 遠くから眺めると幻想的で、ついつい時間を忘れてしまう打ち上げ花火。手で持つ花火はぐるぐると手で円を描き、遠くから見るのもいいですね。線香花火は消えゆくはかなさ、うつろい、過ぎゆく時を感じるのです。
 線香花火でうっとりというのも好きなんですが、ネズミ花火も良いですね。火を付けて地面に放り投げると、くるくる回って、バンと鳴り爆発する、ネズミ花火。地面に投げ出されたネズミ花火はちょっと危ないので少し離れて見るのです。爆発した瞬間には思わず耳を塞ぎたくなるような大きな音。きゃあきゃあとはしゃぎながら逃げまどう女の子。

 ちょっと怖いけれど無くてはならない存在、それがネズミ花火。


 ところで。南半球オーストラリアの砂漠地ウーメラで次世代超音速旅客機の小型実験機による打ち上げ試験を行いました。結果は13秒後に墜落、爆発、炎上。
 映像を見ますと、発射台からの打ち上げ直後にくるくると円を描き、ロケットの噴射煙を空中に残し、回りながら地面に激突、地上で激しく爆発。あまりに爆発音が大きかったためか、付近のカンガルーが何事かといった表情で逃げまどう。

 見ていて気づきました。発射して、くるくる回って、最後に音を立て爆発、これってネズミ花火だ!


 今はまだネズミ花火かもしれません。ネズミ花火は目と耳と音とで楽しみますが、高速旅客機でネズミ花火のように死ぬのはゴメンです。でもそう遠くない未来、これに乗って世界中を駆けめぐることになるのかも。


 実験には時間をかけ納得がいくまでテストし、その上で市場に出回るようになると良いですね。ちょっと怖いけれど無くてはならない存在として。

次世代超音速旅客機開発、飛行実験は失敗

ロイター通信ニュースより

 無人テストでの失敗、それに場所も砂漠地帯、人的・物的被害がなくて良かった。もしテストが有人だったなら、この超音速旅客機はコンコルドのような命運をたどったのでは?

02.07.15(Mon) 眠れぬ夜に
 羊が一匹、羊が二匹。大昔から伝わる、冴えた目をとろんとさせて眠たくなる方法。

 男が抱きかかえた羊を床に置きます。床に置かれ身の危険を感じた羊ですが、備え付けてあるバリカンで素早く刈られます。
 怯える羊の毛を男は丁寧に刈り上げるのです。始めは細かい部位、だんだんと大きな部位に移って、あっという間に丸裸。ここは牧羊場、羊はたくさんいますから、連れてきては刈り、刈ってはまた連れてくる。その繰り返し、繰り返し。羊が一匹、羊が二匹、延々と。

 NHK教育の映像と音楽、映像世界旅「運河と湖水と−イングランド」の一場面。


 単調な繰り返しは人を退屈させます。羊を数えるのはまさに単調そのもの。しかしこの羊たちはどうでしょう。誰もが眠る午前三時半。羊の毛刈りの見事さに、僕の目は画面に釘付けです。

 羊が一匹、羊が二匹、三匹、四匹、延々と。丸裸になった羊たち。大昔から伝わる、冴えた目をとろんとさせて眠たくなる方法。眠くなるかな本当に?

村上春樹堂

 ファンサイト。村上春樹の突拍子もない、そのくせ洒落た形容詞にあこがれる。「羊をめぐる冒険」を含む青春三部作、読んでいない人は毛嫌いしないで一度は読んで欲しい。

羊たちの沈黙

MOVIEs.ne.jpより

 羊と言えばこれ。多くの人が戦慄する、心理的恐怖の映像。羊を数えて眠くなるなんて、不可能じゃなかろうか?

02.07.16(Tue) メロンの皮
 赤いメロンがあったとしたら、その皮はこんな感じかな。

 右目を見ると眼球の白目部分に血管が走り、目を開けていられないほど痛いのです。目薬を差してはみたものの、痛みは一向に治まらず、病院に行こうと思ったほど。
 目を酷使したとは思わないけれども朝から目が痛い。過去にもこういうことがあったので断言させていただくと、これは結膜炎の症状なのですよ。

 こうしてコンピュータのディスプレイを眺めたり、本を読んだり、テレビを見たりといった、比較的近くを見る作業を一切放棄したくなります。だけれど日常の生活習慣を変えられるはずもなく、曲を作るためディスプレイを見て、読みかけの本を読み、気になるニュースをチェックするのです。痛みと治るまでの時間を省みず。

 メロンの皮の網模様はメロンの成長の証。大きくなる途中で膨張に耐えきれず、ひびが入ったものらしい。僕の目玉もひび割れか。それなら痛みもうなずける。

 赤いメロンと赤い目は、どちらも普通ではないのです。はやくいつもの色になりますように。

結膜炎

ウエダ眼科より

 僕のは細菌性の結膜炎だな、過去の経験からして。目を使う作業はいつもの半分以下にしたけれど治るかなぁ。ダメなら明日は医者行きだ。

メロン

セラ美容室、雑記帳、いろいろ雑学がありますより

 メロンを探したらこのページに出た。バーバーサロン・アマデウスもそうなんだけれど、美容・理容室系ページには毎度驚かされる。美容室とメロン、類似点が全く見つからないぞ。

02.07.17(Wed) 隊長と隊員
 巨大都市東京。日本の中枢であり、政治、経済を一手に担った人口1200万人のメガロポリス。第二次大戦からの復興、高度経済成長、バブル崩壊を経て、現在は未曾有の大不況。海外民間格付け機関により途上国並との烙印を押され、先の見えない、五里霧中の手探り状態で経済復興を目指している。

 1200時、東京に隣接したS県S市。何かと問題の多い、ある組織内において事件は起こった。日頃の厳しい訓練と責務によって鬱憤が溜まっている隊員は、組織に対する反発を強め、隊長に胸の内をさらす。

隊員:た、隊長!隊長が悪いんです。これ以上はもう無理です。
隊長:一体何を言い出すんだ。き、貴様。もう一度言ってみろ!
隊員:何度でも言います、隊長が悪いんです。もうやってられません!

 早口でこう告げ、隊員はビルを後にする。食べ物がすぐにでも腐りそうなほど蒸し暑い、ある夏の日の出来事であった。


 体調がすこぶる悪いです。右の白目は、うさぎの目のように赤くなり、見開くのが辛い。暑さにもやられました。「暑い」というより「熱い」というのがぴったりの夏。熱中時代なのだ、フィーバー。

 それではおやすみなさい。

熱中時代

Uruwasi no Kanbaseより

 教師ものではこれが一番好き、次点は山下真司だな。甲乙つけ難い。

川浜高校ラグビー部on the net

 何から何まで普通でなくて、テレビを見ては大笑い。レモンの好きな普通の女子高生は白馬に乗って現れないよ、普通はね。

02.07.18(Thu) ヤク
 覚醒剤やドラッグ。国内外を問わず禁止されている、身体へ悪影響を及ぼす、依存度の高い、危険極まる存在。

 男の目は血走り、足下はおぼつかずふらついている。顔は生気がなく、夏だというのに肌は白い。ヤ、ヤクをくれ。そうわめいた男は女ににじり寄り、カプセルに入ったヤクを奪うように引ったくると、すぐさま喉に流し込む。甘いような、辛いような味。胃が少し痙攣するような感じがする。次に流体のヤクだ。体に素早く浸透したそれは、目をスッキリと覚めさせる。覚醒と言っても良いかもしれない。


 風邪薬と目薬をしています。ちょっと疲れがたまっていたのですけれど、風邪薬と目薬で乗り切れそう。もう殆ど治りかけているのでご心配なく。

 お薬飲んではやく治そう、覚醒剤やドラッグではなく。身体に良い、即効性の、安全な薬をね。

「ダメ。ゼッタイ。」

財団法人麻薬・覚醒剤乱用防止センターより

 麻薬・覚醒剤・ドラッグなんて使わなくても、十分楽しく毎日をすごせるんだけどなぁ。体が悪くなるという事前知識があるのに、なぜ試すんだろう。ダメ。ゼッタイ。

02.07.19(Fri) 穴の底
 深くて暗い穴の底。手探りで歩いてはみるものの、四方を壁に囲まれているらしく、体をぶつけてしまいます。上を見れば落ちてきた穴が見えるのです。そこは広い果てのない場所でした。空のようでもあり、海のようでもあり、宇宙のようでもあり。
 どうすればこの穴から抜け出せるのか。自力で登るのは無理かもね。誰かに助けを求めよう。おーい、助けてくれー。

 懸案であった日記ページからのサイト内移動問題。どこからかのリンクでメノモソ日記ページに直接来ると、そこから自サイトの他コンテンツへ行きづらいという要望が多数。その解決策が上の灰色のナビです。ちょっと違和感があるかもしれませんけれど、そのうちに慣れると思います。


 上を見ても自力では登れない、それならばと横穴を掘っておきました。暗い穴の中で頭をぶつけてたんこぶを作らないように。それではお気をつけて、いってらっしゃい。

マルコビッチの穴

 ちょっとこの映画はついていけない。コメントもしようがない。でも一回ぐらいは見てもいいかなー、と思ってしまう。しかしマルアナ・コムとは。良いドメイン名だなぁ。

02.07.20(Sat) 砂上の楼閣
砂上の楼閣(ろうかく)

(1)基礎がしっかりしていないために崩れやすい物事のたとえ。
(2)実現または永続不可能な物事のたとえ。空中楼閣。

infoseek辞書、大辞林国語辞典より


 いつもの土曜日。いつも通りに起きて、いつも通りフィットネスに行くのです。もちろんいつもの時間に。近距離なので車を使わず、健康のためもあって、自転車で通うことにしています。
 自転車を駐輪所に入れる、これがなかなか大変なのです。土曜ともなると朝から大勢の健康に気を遣う人々や、昨夜のビールを抜きたい人々など大挙して訪れるのですね。すると駐輪場は一杯になるのでして、少しの隙間を探して右往左往する羽目になります。

 ところが今日は。駐輪場に着くなりいつもとは異なる様相に気づくのです。駐輪場ガラガラ、隙間だらけ。いつもの土曜日、いつもの時間、全ていつも通りなのに何故?


 何故だか分からなかったのですけれど、然る掲示板を見ていて気づきました。通知表をもらう、と小学生の子による書き込みがしてあったんですよ。ということは今日から夏休み。子供らはこの1ヶ月、朝起きてから晩寝るまで、ずっーと自由時間。炎天下の下、海へ山へ。何でもやり放題の毎日を過ごすことに。

 そのために、小さなお子さんを抱えたお父さんお母さんは自分の自由をすっかり奪われます。いつも朝一で来ていた人達も、お子さんの世話に追われるのですね。
 子供には夢を。小さなお子さんを持つお父さん、お母さん。8月末までの1ヶ月ちょっとの間、がんばってください。


 健康のためのフィットネス。いつも通りを貫くのは砂上の楼閣みたなものだと感じる、世間では夏休みの初日と言われる一日です。

The House Of Cards

 カードゲームのサイト。英語。砂上の楼閣を和訳するとこうなります。風が吹くと倒れそうでそれっぽい、なるほどね。ゲームで得た金=あぶく銭も砂上の楼閣だし、そこを引っかけたのかな?

02.07.21(Sun) OSX
 彼は気高く、精悍で、決して周りを寄せ付けない。眼光はどこまでも鋭く、射抜かれれば足は震え、身動き一つ取れなくなる。大地にしっかと足をつけ、力強く地を踏み、どこまでもしなやかに軽く走る。何人たりと追いつけず、まして止めることなど出来るはずもない。彼の名はジャガー。ジャングルの王、唯一無二にして孤高の存在。

 MacOSXの新しいバージョン出ましたね。OSXに入りMacは新たな時代へ突入しました。それは革命と呼ぶに相応しいのですよ。WINで言うところのDOSからウィンドウズに変わった、そのぐらいの衝撃だとお考え下さい。DOSって何?ウィンドウズが始めてのパソコンという人も多いでしょうから、違う例えを考えねば。

・日本人の主食は米ですが、明日から米を一切食べてはいけないと言われるぐらいの衝撃
・ピアノを弾いたら、プリペアードピアノ(ピアノの線にボルトやらナット、消しゴムなどが詰められていて、奇怪な音がする)だったというぐらいの衝撃
・人形だと思っていたスターウォーズのヨーダが、画面狭しと超絶的格闘を披露するぐらいの衝撃

 例えは悪いのですが、これまでにはないような衝撃を受けたと伝えたかったのです。MacOS史上、最優秀のOSだと僕は思うのですよ。人によって操作性の好き嫌いはありますが、使っていれば自然と慣れるでしょう。


 一見良いことずくめに見えるOSXの登場ですが、大きな落とし穴を見逃すわけにはいきません。

 アップル社は時として、それまでのユーザーをいともあっさり切り捨てる事があります。今回のOSX登場を契機に経営戦略の方針変換をし、お金にならないユーザーを切り捨てようとしているのです。「iTools」から「.mac」へ。無料から有料へのサービス転換は、ユーザーを怒らせるのに十分なのでした。だって、いきなりマイクロソフトのホットメールが有料になったら、そりゃだれだって怒るでしょ。それと同じです。
 ユーザーを置いてけぼりにする高慢な姿勢。アップル社らしい、といえばらしいのですけれど。この試みが成功した暁(あかつき)には、iTunesなども有償になるのでしょうか。かなり憂鬱になりますね。

 そうそう、アップルのコンピュータやOSには開発コード名が付けられていることが多いのです。僕の使っているパワーブックG3ですと、pismoと名付けられています。やっぱり名前があると愛着を抱きやすくなりますね。
 それでは日記中にありますOSXの開発コード名とは?


 彼の名はジャガー。MacOSの王、唯一無二にして孤高の存在。

MacOS X

 このページを見ると、OSXがジャガーと呼ばれる理由が一目でわかる。いいなぁ、どうしよう。メモリ食いそうだけれど、思い切ってインストールしてみようかなぁ。

.Mac Services Overpriced Concerns

 英語。署名による抗議行動をしている。要約すると。.Macの値段は高いよジョブズさん。僕らの声を聞いて欲しい。だって100ドルは高すぎるから、せめて25ドルぐらいにしてくれないかなー。僕ら.Mac好きだしさ、それに多くの可能性が見られるんだよね。お願い、頼むよジョブズさん。

02.07.22(Mon) 音楽と戦争・平和
 音楽を聞く。自分の好きな音楽を聞いたとき、自然とゆとりが生まれ、穏やかな気持ちになりますね。楽器によって奏でられた音楽の効果、心の平和なのです。
 そして平和の対極に位置するのは戦争。人と人との不調和によってもたらされる、最低最悪のシナリオ。武器によって人を傷つけ、全てを失うのです。

 地雷、銃、ロケット、飛行機、戦車、軍事衛星。武器に分類されるものは数多くあり、それらを生産、維持するため国の財政を圧迫しています。他国の驚異から自国を守るための武器、いわゆる抑止力となっていますけど、始めから武器を持たなければ良いだけの話。
 人が人を殺すというのは真に救いがたいし、そのための武器を開発生産するのもやはり度し難いと思うのです。

 このような平和を望む声や戦争反対というスローガンのもと、地雷廃絶キャンペーンなど様々な運動があるんですね。


「すべての武器を楽器に」

 これはNGO団体ピースメーカーズネットワークの掲げるスローガン。これはもう音楽家の夢のみならず、多くの人の共感を得るものと思うのです。戦争の象徴である武器を平和の象徴である楽器に変えてしまう。こういった姿勢こそ大事なのですよ。

 しかし全ての楽器を武器にというのは、ちょっと無理があるだろうと思うのでして。いや、もちろん鉄を溶かして楽器を作るのは出来るのですが、なんのひねりもないじゃないですか。僕としましては、チャイコフスキーの大序曲「1812年」のように、曲のなかで大砲を撃つぐらいの無茶をして欲しいのですよ。地雷を安全なところでドラム代わりに爆発させるとか。それはもう壮観の一言になるのでは。


 ところで。デスペラードという映画がありまして、流れ者がギターを武器にして戦うという話。上で云々言っていたのとまったくもって逆、180度違うのでして。ちょっと整理してみますと。

「すべての武器を楽器に」
「すべての楽器を武器に」

 良く似ていますね。平和の象徴である楽器を戦争の象徴である武器に変えてしまう。なんて映画だろうと思いつつも、面白いので何回も見てしまうのですけれど。


 武器は戦争をもたらし、楽器は平和をもたらす。戦争は映画や小説など空想の世界にとどめておきたいものです。

 武器から作られた楽器はどんな音がするのでしょうか。すべての武器を楽器に。戦争より平和を。すべての人に心の平和を。

すべての武器を楽器に

 NGO、ピースメーカーズ・ネットワーク。こういった活動が実を結び、世界中から戦争がなくなる日は来るのだろうか。すべては一人一人の賢明な行動に関わっているのだ。

大序曲「1812年」変ホ短調 作品49

クラシック音楽館、チャイコフスキー、序曲・前奏曲より

 この曲は戦争に対するアンチテーゼなのか、それとも戦争賛歌なのか。どんなメッセージが込められているのか今度調べてみようかな。

02.07.23(Tue) 午前二時の殺意
 憎い。アイツが憎くてたまらない。人の気も知らないで、ギャーギャーとわめきやがって。アイツの声を聞いているだけで、虫唾(むしず)が走る。脳裏にはアイツの声がいつもくっついて離れない。あの嫌みったらしい声ときたら。憎い、どこまでも憎い。どうせ言ってもアイツにゃわかるまい、ならば実力をもってするしかない。血を見るまで殴ってやる。殴り殺してやる!どうせ殺されてもアイツにゃ涙を流してくれる者すら居るまい。
 午前二時。苛烈な殺意が自分の中からふつふつと湧き出てくるのを感じるのであった。


 どこからともなく現れ、人の神経を高ぶらせ、逆なでし、生き血を吸うアイツ。そう蚊なんです、決して人じゃないですよ。僕は虫も殺せぬような温厚な人物ですから。でも蚊は殺しますよ。言ってる側からまた一匹。死すベシ!

 刺された箇所が赤く腫れ、痒くて我慢が出来ないのです。仕方がないのでキンカンを塗り、蚊取りマットを付けて、クーラーを少しだけ入れて、もう一回寝ようと思います。あーあ、眠れるかなぁ。午前二時、今日は比較的はやく布団に入って幸せな気分に浸っていたのに!


 憎い。アイツが憎くてたまらない。今夜もまた、苛烈な殺意が自分の中からふつふつと湧き出てくるのを感じるのであった。

金鳥

 大日本除虫菊株式会社。金鳥株式会社みたいな社名だと思っていた。でも金鳥株式会社に社名変更した方がわかりやすいような気がするけどね。だって大日本除虫菊株式会社じゃ、自社製品が何かわからないよ。

蚊の生態

ファーストテック株式会社より

 あの小さな羽で一キロも飛ぶ蚊ってイヤだなぁ。血液型O型が蚊に好まれるらしい。どうやって調査したんだろう?ひょっとして、蚊がたくさんいる部屋に各血液型の人を入れて人体実験したのかな。ギャー!

02.07.24(Wed) 回るよ回る
 回るよ回る、車輪が回る
 回るよ回る、男たちの夢を乗せ
 回るよ回る、どこまでも
 回るよ回る、フランスを

 ツール・ド・フランス、みなさんご存じですか?フランス国内を毎年7月に自転車で回るレースなんですね。100年の歴史と伝統がある、自転車レースの頂点。中学校に入ってから友達に影響されて好きになったんですけれど、その彼と僕の他はファンがいなくて寂しいのです。

 町中でのスプリント、タイムアタック、チームトライアル。山岳ステージと呼ばれる、アルプスはピレネー山脈の登坂。見ている方はフランスの農村や町中の雰囲気を楽しみつつも、選手の奮闘ぶりを見て、讃えるのです。
 選手に目を向ければ、かつて5連覇を達成したインデュライン。この人を見るのが高校生の時は本当に楽しみでした。立派な体躯を生かした走法。見ている者を圧倒させるパワーとシャープさ。今はもちろんアームストロング。癌で選手生命は終わったと言われるも、奇跡のカムバックを果たし、さらには99年から昨年までツール3連覇。画面見ながら泣いてしまいました。

 マイヨ・ジョーヌやマイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュなど、語りだしたらキリがない。とにかく周りの無理解、無関心の中で僕はツールを見続けているのです。ツール、何それ?と言われると、やっぱりマイナースポーツなんだなぁと思ってしまうのですよ。僕ぁ悲しい。

 それほど好きなツールなので、ビデオ録画は欠かせません。今年もビデオを買い込み、録画に励みます。男たちの熱気とフランスの町を見るために。これがないと夏は越せません。
 録画日にはちゃんと新聞のテレビ欄を確認し、野球の放送枠も考慮に入れ、予約をするのです。失敗は許されません。後でテープがすり切れるぐらい見ることになるので、少々の苦労は厭わないのですよ。テープを入れて、予約ボタンを押します。いや、押したつもりでした。


 やっとこさ録画を見る時間が出来たので、見ようと思ったのですけれど。けれどもビデオが録画されていないじゃないですか。テープがちゃんとセットされておらず、半分外に出てるんですよ。大ショック。ビデオ回ってないー!


 回るよ回る、車輪が回る
 回るよ回る、男たちの夢を乗せ
 回るよ回る、どこまでも
 回るよ回る、フランスを

 えぇ、彼らツールの男たちは、僕のビデオ回っていない間、立派に立ち回っていましたとも。
 彼らがフランスを回っていた時、僕の頭は全く回っていませんでした。えぇ、回っていませんでしたとも。

ツール・ド・フランス2002

フジテレビ・スポーツより

 視聴率は取れていないだろうなぁ。でもツールずっとフジテレビで放映しているから、今後も続けて欲しいな。

自転車が好き〜ツール・ド・フランス〜

 モータースポーツよりもツールの方が何倍も好き。スポーツの中では5本指に入るかな。競輪は好きじゃないけどね。

02.07.25(Thu) 異星人の昼
 間断なく出るあくび。僕と僕の周りとの空中酸素濃度は違うのだろう。ゆっくりと流れている時間。ここは僕の住んでいた所と自転周期が違うのだろう。誰かの話す声が聞こえる。何を言っているのか全く聞き取れない。彼らは異星人で異なる言語を話しているから当然か。何か僕に伝えたいようだが、全く分からない。ここは僕の知っている世界とは異なっているようだ。

 昼過ぎから眠くて眠くて仕方がありませんでした。春眠暁を覚えずとはよく言いますけれど、空調管理が成された現在では1年中眠けを誘う条件が整っていますね。さりとて昼は働かねばなりません。

 キューバの至宝リナレス。オリンピックでのキューバメダル獲得は彼の力によるところが大きかったのです。その彼が日本の中日ドラゴンズにてプレーし始めました。日本に来てからまだ日が浅いのであまり活躍していないのが残念ですけれど、その原因は寝不足ではないか。と、僕は思ってます。
 実はキューバにも昼寝制度がありまして、キューバの公務員たるリナレスも昼寝をしていた。それで眠くなる夜には打棒が発揮できない、とこういう次第でして。異国の地で昼寝をしたいに違いないのです。

 新聞記事によると、昼寝人口の一番多い国はドイツだそうで。日本と国民性が似ていると言われるドイツ、どうして昼寝人口が多いのかな。ゆとりの教育と言うならば、日本は昼休みを少し長めにして、昼寝時間をとったらどうでしょうね?そうすれば昼寝が習慣化され、社会生活で誰にも後ろ指さされることもないのに。

 あぁ、とにかく眠い。あくびばかりして、時間はやたらゆっくり感じるし、頭は働かなくて、人の話なんて全くわからないのです。まぁ、こういう日もあるでしょう。まるで異星人になったかのような昼どきです。

昼寝する人一番多い国は

読売新聞記事、国際より

 僕はシエスタのあるスペインあたりかと思ったんだけれどなぁ。日本でサマータイム導入なんてどうでもいいから、シエスタ作ってくれないかなぁ。能率上がると思うよ。

02.07.26(Fri) 先人たちの知恵
 暑さを涼しくする、日本情緒あふれる道具。風鈴、すだれ、打ち水、うちわ。うちわを駅前などでたまに配っていると、ちょっとうれしくなりますね。少々気恥ずかしいですけれど、配っている人に近づきもらいます。僕はにっこり、配っている人もにっこり。夏場にはティッシュよりもうちわ、くだらないパンフレットよりうちわ、ボールペンよりうちわ。暑い夏を少しでも涼しくしようとする先人たちの知恵は素晴らしい。

 地面はコンクリートで固められ、空はスモッグで覆われ、空気はエアコンの屋外機の熱などで暖められています。ですけれどうちわをあおぐと、涼しい空気が頬に伝わり、都会の中でも風情を感じるじゃないですか。気持ちまで涼しくなるような気がしますよね。

 このように外では涼しいうちわなんですけれど、屋内では全くの役立たず。オフィスでは空調が完備され涼しさ抜群。むしろ寒いときもあるぐらいなのですよ。涼しいうちわというのも、無用の長物になってしまうのです。ですから外でもらったうちわも、鞄の中で眠ることになります。
 もちろん鞄の中にいつまでも入れておくわけにもいかず、家で鞄から出すことに。そこで気づくのです。部屋に散乱するうちわの数々。うちわを配る人を見つけてはもらう、というのを繰り返しているうちに、多量のうちわを家に持ち帰るようになったよう。

 外では優れもののうちわ、家だとゴミになりますね。うちわの機能は涼しさをもたらすことですけれど、家人の冷ややかな目をももたらすことになりました。あぁ涼しい、むしろ寒いぐらい。先人たちの知恵はまったく素晴らしい。

うちわのお部屋

 どんな物でも好きな人にとってはコレクターズアイテムになってしまう。収集癖は誰にでもあるものなのかなぁ?

02.07.27(Sat) 仕組まれた罠
 それは炎天下の中ひっそりと待ちかまえていた。視界に入らないほどの小さな物体。半分固形で半分液体という中途半端な形状のそれは、僕をひっそりと待ちかまえていた。トラップ、罠。そんな言葉が頭をよぎった瞬間には、僕は誰かが作った罠にまんまとはめられていた。巧妙な罠には抗う術がない、それが罠なのだ。努めて冷静にそう分析し、罠からの脱出を試みる。


 駅前を歩いていたらガム踏みました。冬の寒い時期は固まってしまうガム、夏場だとアスファルトの熱でどろどろ。踏んだ後には足にガムがこびり付き、歩くたびに靴底と地面との間でねちゃねちゃと糸を引くのです。何だか一歩足を踏み出すたびに音が付いてくるようで、思わず足跡を振り返りたくなるのですよ。人通りが少ないところまで行き、靴底を見て、ガムを確認し、棒を探してガムを取ります。
 しかしどろどろに溶けたガムは安易に取れるものでもなく、顔をしかめ、汗をかきながら、必至になってガムを取るのでした。周りの目もかなり気になるし、暑いし、何より頭に来ますね。

 ゴミはゴミ箱に。煙草は吸い殻入れに。捨てた人に悪気はなくても、誰かの迷惑になるかも知れません。道ばたに落ちているガムは巧妙に仕組まれた罠としか思えないのでした。

チューインガムのページ

 僕はアメ派。チューインガムを食て気づくと5時間、そういうことが普通にあるので危険。でもガムの効能という効能を見てちょっと見直した。少しはガムも食べよう。

02.07.28(Sun) 天秤
 僕の気持ちはぐらぐらと揺れていました。どっちつかずの状態を苦しんでいるのです。ああでもない、こうでもないと。双方の良い点悪い点を明確に挙げ、どちらの方が良いか考えに考える。でも始めから結論は出ていたのでした。


 あるパーティーが仲間うちで催されました。郊外でのBBQパーティー、場所は多摩川。朝から暑くはなく少し曇り気味のまぁまぁの天候条件。これぐらいなら熱中症や日射病になることもないでしょう。ですけれど、参加することにはものすごく抵抗がありました。
 嫌いな人がいるとか、外に出るのが億劫だとか、そういうことではないのです。仲間とパーティーで和睦を深める、素晴らしいじゃないですか。打ち解けた雰囲気の中で語らい、多摩川の河川敷で遊び、そしてBBQで思う存分食べる。自然も味も堪能する屋外でのパーティー。普通なら即参加の状況なのですけれど。

 肉が嫌いなのです、僕は。特に牛はダメ。狂牛病が騒がれていますが、それ以前から牛は食べられません。スーパーの生鮮食品の肉コーナーでは、あの赤い血の色と肉特有の鉄分を含んだような臭気に吐き気を誘わるのです。鼻を通じて僕の嗅覚を刺激し、胃を鷲掴みされたような胃の不快感を誘う牛肉。中学ぐらいの頃から食べられなくなり、今では見ることさえためらわれる牛肉。狂牛病の原因たる牛肉。あぁ牛肉、お前がたまらなく憎い。

 そんなわけでして、不登校の子供のようにああだこうだ理由をひねりだし、半病人的に家で一日を過ごし、付き合いの悪い人というレッテルを貼られたに違いありません。あぁ、まさか牛肉や肉の焼ける臭いが嫌いだからBBQに行かなかっただなんて、そんなこと夢にも思わないだろうなぁ。

 僕の気持ちはぐらぐらと揺れていました。外と中、仲間と自分、牛肉とそれ以外の食べ物との間で。でも始めから結論は出ていたのでした。牛肉を見るぐらいなら、肉の焼ける臭いを嗅ぐぐらいなら。部屋を暗くし、瞑想にふけり、写経をし、六法全書を読み、前衛音楽を聴いていた方がまだマシというもの。

・追伸

BBQ行けなくて残念でした。これに懲りずにまた他の行事に誘ってください。出来れば肉ヌキで。この埋め合わせはきっとしますから。すみませんでした。

家畜動物たちの過酷な一生について

 食物連鎖の頂点たる人間は他の動植物を食べる。僕は牛肉こそ食べないものの豚や鳥を食べる。死ぬために生きる家畜動物の一生は過酷だ。そして人が生きること、それこそが過酷だと僕なんかは思うんだけどね。生態系を自ら壊していき、食物連鎖のバランスを崩し、滅亡へ一歩一歩近づいているのだ。

02.07.29(Mon) 大作曲家の系譜
 アントン・ウェーベルン(1883-1945)。12音技法の始祖シェーンベルクの弟子。新ウィーン楽派。シェーンベルクが道を切り開いたとしたら、それを洗練された形に踏み固め舗装したのはウェーベルンと言えよう。ギリギリまで削ぎ落とされ圧縮された曲は、バッハと比較されることも多い。


 料理はちょっとしたもの。贅を尽くしたとは言えませんが、彩りは良く、味見段階では理想に近いものでした。話も弾み、あと足りないのはBGMだけ。そういう好ましい感じでした。
 たまには食事時に音楽を聞こうよ。ポップスなどの軽い曲ではなく何かクラシックを。時間は8時少し前、ちょうどNHK−FMでクラシックが流れている時間。CDを選ぶといつもの選曲になってしまうので、ラジオ任せもたまには良いかな。
 ラジオをJ−WAVEからNHKに。一緒にいた人は音楽に強いこだわりはなく、どんな曲でも−それがクラシックでも−肯定的で、どんな曲が聞けるのか楽しみにしていました。


 ドファ、ブブブブブゥ。ポォーーーウゥッワ!ワッ!


 読者には何のことだかわからないでしょう。僕にもわかりません。もちろん彼女にもわからなかったに違いありません。二人で顔を見合わせ、首を傾げ、眉をひそめ、苦々しい表情で箸を置きます。今のは一体何だったのか。流れている曲は一体何なのか。
 新聞を引き寄せ、ラジオ欄のNHK−FMを見て納得。ウェーベルンでした。

 はっきり言わせていただきますと、僕はウェーベルンを好んで聞くような出来た人ではないのです。唯一好んで聞く曲にしても、6声のリチュルカーレ編曲(J・S・バッハ)でして、ウェーベルンのオリジナルではないのですから。12音技法がわからない、ということではないんです。12音技法は必死になって勉強しました。対位法的な曲作りをする上で参考になりますから。ウェーベルンの点描的な作風はある種感動的ですらあります。バッハと比較される所以ですね。

 シェーンベルクならまだわかるのになぁ。耳に心地よい曲もあるし。ウェーベルン、少なくとも楽しい食事時に聴く曲じゃないということだけは保証します。良い雰囲気も重い沈黙に包まれることになるでしょう。だって僕、生き証人ですから。


 ウェーベルン。12音技法の始祖シェーンベルクの弟子。新ウィーン楽派。シェーンベルクが耳に心地よくない12音技法という道を切り開いたとしたら、それをさらにわからないように難しく凝り固めたのはウェーベルンと言えよう。

新ウィーン楽派の人物・曲&ディスコグラフィー

 新ウィーン楽派。めちゃくちゃって言うほど嫌いじゃないけれど。けれど食事時にセリーや12音はやっぱりきつい。せめて自由な無調あたりの、耳に心地よい、メロディーが感じられて歌える曲でないとダメだわ。食欲不振になりそうだし、消化にも悪そう。新ウィーン楽派のいくつかの曲は、とっても好きだけれどね。今日の日記で少しでも新ウィーン楽派に興味をもったなら、このページを見てみると良いでしょう。

diary

野村茎一作曲工房より

 大作曲家の系譜と、自身についての解説がある。音楽とは、作曲とは、作曲をする意義とは、音楽家として生きるとは。そういうことを深く考えさせられる秀逸な日記なのだ。音楽に関わる人ならば読んで損はナシ。なお本日の日記は、野村茎一作曲工房の日記風(一部)に書いております。

02.07.30(Tue) 袋の中身
 袋の中身は何だろう。名前が書かれているので送り主はわかるし届け先もわかる。わからないのはその中身。茶色い小包。いろいろな想像が頭をよぎる。危険物だろうか。もしくは発禁書、それとも別の何かか。この男怪しい、怪しすぎる。

 インターネットで買いものをしました。以前はクレジットカードの番号を打ち込む方式が多かったので、買い物のたびに冷や汗もの。騙されやしないか、暗証番号や個人情報は漏れやしなしないか、ちゃんと届くのかなど。
 今回の買い物システムでは、セブンイレブンで商品と引き替えにお金を払えば良く、二十四時間いつでも受け渡しが可能。宅配では家にいない可能性もあるし、かといって郵便局留めだと時間の自由がきかない。それならばと、初めて利用してみたのです。

 ただ問題がないとは言えないのですよ。商品の受け渡しの際、ものすごく恥ずかしいのです。本屋で本を買うとして、もちろん本の名前はむき出しですから、店員も心得たもの。恥ずかしい内容の本ならば、さっと袋に入れる等の配慮をしてくれるでしょう。ビデオ屋も然り。中高生時分はドキドキしながら買ったという経験を持つ人も少なくないのでは。まぁ、ネット時代ではそんなリスクを犯さずとも、パソコン一つで必要な情報を入手出来ますけれどね。
 袋には送り主と届け先の名前のみが書いてあり、中に入っている内容は一切わからないわけです。僕がセブンイレブンの人なら、まず知りたくなりますよ。僕が受け取った時のレジの人もそんな顔をしてました。こいつ、一体何買ったんだろう?一般の本屋では手に入らない本って何?この袋の厚さだとDVDかもしれないな。いい年して何考えているんだろう等々。

 袋の中身は何だろう。答え。茶色の小包の中身は一冊の本。地元の本屋では売っていなかったあの本、一週間で手元に届き、読みふけっています。別に怪しいものじゃないですよ。

イーエスブックス

 アマゾンも悪くはないんだけれど、次からはここにしよう。セブンイレブンは便利だな、すっかり味を占めた。

テキストサイト大全

 買った本はこれ。文章をネット上へ掲示している、もしくは掲示しようとしている人は読んだ方が良いかも。HPへオリジナル作品を載せている全ての人にお薦め。

02.07.31(Wed) 不振
 海を越えた侍、イチロー。国内では前人未踏の年連続首位打者をはじめ、最多安打記録、最高出塁率などのタイトルを持ちます。国内において敵なしと見て野球発祥の地アメリカに渡り、ここでも一年目にして首位打者となりました。彼の打率を毎日楽しみにしている人もいるでしょう。
 そんな彼でも不振になることがあるらしい。新聞へ生涯最悪とコメントしていることからもわかるように、連日ノーヒットが続きます。慣れたはずのアメリカ、でも根は日本人。海外生活の疲れが出たのかもしれません。果たして不振脱出はいつの日か。


 冬生まれで夏嫌いの僕は、この時期必ず体調を崩します。暑さで頭は働かず、夜は眠れず、食は細くなるのですよ。暑い日に熱い料理など自殺行為、そう思うと食べ物の範囲はどんどん狭まってきます。傾向として洋食はぐっと減って和食中心に。その和食においても、そうめん、ひやむぎ、ざるそばなどのど越しの良く、さっぱりとした、涼を感じる料理の繰り返しになってくるのです。

 しかし。これとて毎日食べるわけにはいきません。バランスを考えた食事をとらねば。そうは思うのですけれど、他のものを食べようとすると箸は進まず、だんだんと食べるという行為そのものが面倒くさくなってくるのです。つまり食欲不振。


 温度計を見ては「知らねば良かった」とため息をつく毎日。こういう数字は楽しくありません。慣れたはずの洋食、でも根は日本人。洋食ばかりではいけませんが、そうめんなどの冷麺ばかりでもつらいのです。暑さで食べるのに疲れたのかしれません。果たして食欲不振脱出はいつの日か。

■ すみません

 サーバ不調のためリンク発見出来ず。よって本日のリンクはナシ。

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