人間の体の約六割が水。その水はおおよそ一定になるように出来ていて、水を飲み過ぎたとしても、汗や尿として体外に排出されるのです。
では、どんなときに水を飲むのか。少し例を挙げてみましょう。
食事の時には水を飲みますよね。これは喉に詰まらないように流し込む役目を持っています。ぱさぱさしたものは喉に詰まりやすく、むせてしまうのを防ぐためにも水は必要です。 運動をしたとき。汗をかいて喉が渇き、これまた水を飲みます。有酸素運動をすると大量の汗をかくので、水を飲まないと脱水症状を起こす恐れもある。 そして、辛いものやしょっぱいものを食べたとき。塩分や辛味を水で薄め、普通の状態に喉や舌を直すのです。
僕が帰宅し家に入るのと同時に、外に放し飼いにしている犬も一緒に家に入ってきます。自分は人間だと思いこんでいるのでしょうか、犬ながら家族の一員という感じ。 台所で手を洗い、うがいをし、喉の乾きを潤すために水を飲む。ふと犬を見ると、犬も僕を見返し水を飲み始めるのです。今日も、昨日も、一昨日も。いつだって僕が帰宅すると家に一緒に入り、人の顔を見て水を飲むのです。外にも水が用意されているにもかかわらず。
さて気になっているのは犬がどんなときに水を飲むのかということ。喉が渇いているからか、運動をしたからか。どちらも違うような気がします、だって外でぼけっと日向ぼっこをしているだけですし、飲み水だって用意されているのですからね。
たぶん愛犬は思っているのでしょう、外から帰ってきた人はしょっぱいと。普通に生活していても人間は多少の汗をかき、その汗には多少の塩分が含まれます。だから僕を見て塩分を中和するために水を飲むのかも。犬の嗅覚は人間の百万倍ですからね。
犬を見ながらブランデーを飲み、酔っぱらって体が熱くなり、僕は少し汗をかきました。それを見て犬も水を飲んでいます。飲む理由はいろいろですけれど、その水はおおよそ一定になるように出来ていて、飲み過ぎたとしても体外に排出されるのです。
さぁて、これから愛犬と散歩に行こう。夜も遅いけれど酔い覚ましにはちょうど良い。
■ 鼻
犬が好き、勉強部屋、犬の体(各部のつくり)より
どうも予想よりも酔っぱらってしまったようで、酔い覚ましに散歩はちょうど良かったのです。しかし、人の顔を見て水を飲むって感じ悪い。僕の犬だけだろうか。 |