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書評あるいは感想 吉川 英治

三国志


三国志

 壮大な戦国絵巻。中国三国志の時代、魏呉蜀の三強。漢を継ぐものはだれか?曹操、孫家、劉備の戦いの行方は?
 20代も後半になってから読んだのだが、中学生ぐらいの時に読みたかった。劉備がかっこよく描かれていて、一読したら蜀びいきになること間違いなし。三国志演義から取っているので、当然の結果かもしれない。

 蜀が何故見ているものを引きつけるのか?一つには滅びの美学にあると思う。実際に滅ぼされる側には申し訳ないが、最後の方はあまりにも惨めで泣けてくる。戦とはそういうものなんですね。

 読み返すたびに違った印象を受ける壮大な話。現在は呉びいきから魏びいきに心が傾きつつあります。何年かに1度は必ず読み返してみたくなります。

 僕は正史三国志を見ていないので、いずれ読んでみたいですね。



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