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■ 映画評あるいは感想 洋画 |
リトル・ヴォイス |
父の死、一方的すぎる母親。ショックで心を閉ざしてしまった少女、LV(リトルヴォイス)。そんな彼女の心のより所は、父の遺してくれたレコードだった。毎日父のレコードを聴き続ける。 殻にこもっているリトルヴォイス、そんな彼女には素晴らしい才能が隠されていた。まるでマリリンのように、ジュディー=ガーランドのように歌う。 そんな彼女の巣立ち?の話。 主演のジェイン=ホロックスをとにかく見るべし。その歌唱力・ものまねの技術にまず驚かされます。ホントにビビッた。2カ国語で見てる人がいたら、英語に切り替えて見るべし。 無口だからリトルヴォイス。そんな彼女が爆発。ここがまたすごい。それまで母親のしゃべりに辟易としていた彼女ですが、今度は母親に対して一方的にしゃべります。攻撃的に今までの思いの全てをぶつけます。 父のレコードが燃えてしまって取りに帰る場面。野外コンサートステージで「行かなきゃ」とLVが行ったとき、僕はてっきりストリップ小屋に歌いに行くのかと思いましたよ。それでこそ巣立ち、だと思ったんですけどね。 鳩を世話する無口な青年の所に戻るのではなく、僕としては歌をとって欲しかった。彼女これからも思い出の中に居続け、歌う方向には向かわないのでは? まぁ、ハッピーエンドと言えなくもないかも。外に出て、好きな人と会うだけでも幸せ。ごちそうさまでした。 |
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